子どもの独立や定年退職などの重要なライフイベントを経て、セカンドステージへ差し掛かったタイミングで、自分の人生と向き合う「終活」を始める方が多くいらっしゃいます。終活の一環である身辺整理は、自分にとっても家族にとっても重要な取り組みです。
ここでは、身辺整理の重要性のほか、身の回りを整理する流れや注意点についてお伝えします。自分の人生と前向きに向き合ううえで、ぜひ参考にしてみてください。
INDEX
亡くなる前に身辺整理を行う重要性
終活の一環として、自分の身の回りを片付ける「身辺整理(生前整理)」を行う方もいらっしゃいます。まずは、生前に身辺整理を行う重要性について解説いたします。

自分自身の人生と向き合い、最期まで自分らしく生きるための「終活」が注目されています。従来は、身の回りの整理整頓や手続きを死後に遺族が行うことが多かったのに対して、終活では生前に自ら身辺整理を行うのが特徴です。具体的には、葬儀のための遺影や墓地の準備、所有物の断捨離、スムーズな相続へ向けた財産の整理などを進め、自分の希望や気持ちを「エンディングノート」と呼ばれるノートへ記載していきます。
このように終活の一環として身辺整理を行うと、自分のためになるのはもちろん、遺族のためにもなります。身辺整理を行わずに亡くなった場合、死亡後に残された家族が遺品整理を行わなければなりません。遺品の処分や財産の分配方法を家族が判断すると、肉体的にも精神的にも負担がかかり、場合によってはトラブルに発展するおそれがあります。生前に身辺整理を済ませておけば、残された家族の負担が減り安心できるでしょう。
このような理由から、大切な自分自身と家族のために、前向きに終活へ取り組む方が増えています。老後はいつ何が起こるか誰にも分からないからこそ、思い立ったタイミングで身辺整理に取り組んでおくことをおすすめします。
身辺整理の流れと注意点

実際に身辺整理を行うときの手順や、注意点をご紹介します。身辺整理は大掛かりな作業になる場合があるため、余裕をもって無理なく進めていきましょう。
身辺整理の流れ
資産をリストアップする
まずは、自分が所有している資産をリストアップすることから始めましょう。断捨離や相続対策の前段階として、自分がどんなものを所有しているか明確になります。たとえば、昨今「デジタル遺品」と呼ばれるPCやスマートフォンなどに入っているデータや、生前の人間関係なども身辺整理の対象となります。
捨てるものを決める
次に、リストアップした資産を必要なものと不要なものに分けていきます。このとき、判断に迷うものがあれば、一定期間にわたり残しておいても良いでしょう。時間が経っても使用しなければ、不用品として処分を検討します。
業者等を利用して処分する
不用品のなかには、自分で処分するのが難しいものもあります。処分できないものや、処分方法が分からないものは、専門業者やリサイクルショップによる買取をご検討ください。たとえば、家具・美術品・骨董品などの価値ある品物は、ほかに必要とする方がいらっしゃる可能性があります。不動産は売却して手放すのもひとつの手です。
身辺整理をするときの注意点
思い入れがあるからといって不必要なものを残しすぎない
身辺整理では、身の回りのものを最小限に減らすことが重要です。自分にとって必要な思い出の品物も、家族にとっては不要な品物である可能性があります。判断が難しいときは、受け継いだ家族にとって必要かどうかを考慮すると良いでしょう。
作業中の騒音に気を付ける
身辺整理の片付けを業者に依頼する際は、作業中の騒音で近隣住民へ迷惑がかからないよう配慮しましょう。事前に近隣の方へお知らせしておくと安心です。
業者の買取を利用する場合は相見積もりを取る
不用品の買取で資産価値の高いものを査定するなら、1社だけでなく複数社に見積もりを依頼しましょう。高額での売却が期待できる場合に、相場とかけ離れた不当な価格で取引するリスクを避けることにつながります。
PCやスマホのIDやパスワードを記録しておく
PC・スマートフォン・各種サービスのIDやパスワードなどのアカウント情報は、まとめてメモに残しておきます。亡くなった後、家族が情報の管理や消去を行えるようにするためです。家族に見られたくない情報があれば、事前に削除しておくのが望ましいでしょう。
不動産の身辺整理にはリースバックがおすすめ
不動産の身辺整理に有効な方法として、リースバックが注目されています。所有している家に住み続けながら、現金化して相続に備えましょう。リースバックの特徴をご紹介します。

不動産の身辺整理にリースバックが有効な理由
不動産の遺産は、相続人が複数人いる場合に分割しにくいという問題があります。そこで、生前に住宅を売却して現金化しつつ、家賃を払って同じ家に住み続ける不動産取引の「リースバック」が注目されています。リースバックなら、自宅を売却しても引っ越しをする必要がありません。売却代金の使い道は自由で、老後資金にも充てられます。現金という形で資産を残しておくと、不動産として残すよりも容易に分配しやすいのがメリットです。相続対策の選択肢として、ぜひリースバックをご検討ください。
身辺整理におすすめの一建設のリースバックプラス
一建設の「リースバックプラス」は、終活の一環として不動産の整理を希望されるお客さまからも選ばれています。通常のリースバックに加えて、一人ひとりのライフスタイルに合わせて選べる便利なプランや充実の特典をご用意しているのが特徴です。身辺整理で不動産を片付ける選択肢のひとつとして、ぜひリースバックプラスをご検討ください。
プランは「標準プラン」と「定期プラン」の2種類。標準プランは、同じ環境で住み続けたい方に適した内容で、賃貸期間中に再購入価格が下がる業界初の仕組みとなっています。定期プランは、リースバックの期間を定めていただくことで1年目の賃料が無料となる内容で、賃料を抑えたい方に最適です。人生設計に合わせてプランをお選びください。
いずれのプランにも、充実の特典がございます。リースバックプラスをご利用のお客さまは、ライフサポートサービスの「はじめスタイルMembers」にご加入いただけます。65歳以上で一人住まいのお客さまは、毎日ごあいさつの電話を差し上げる「はじめごあいさつコール」を無償でご利用可能です。安心な暮らしにつながる特典をぜひご活用ください。
「終活や相続対策のために不動産の身辺整理を始めましょう」
身辺整理の重要性、整理する流れや注意点についてお伝えしました。終活は、人生の最期まで自分らしく生きるために、ポジティブなモチベーションで行う方が多くいらっしゃいます。そんな終活の一環として身辺整理を行うなら、大切な資産のひとつである不動産の片付けにも着手してはいかがでしょうか。不動産は相続で分割しにくい遺産であり、現金化しておくとスムーズに相続を進めやすくなります。その際は、不動産を売却しながら賃貸で同じ家に住み続けられるリースバックがおすすめです。身辺整理でリースバックをご利用になるなら、選べるプランと充実の特典が魅力のリースバックプラスをご検討ください。
