リースバックは戸建てだけでなく、マンションでも行うことが可能です。しかし、マンションの場合はいくつかの注意点もあり、トラブル回避のためにもあらかじめ知っておく必要があります。ここでは、マンションをリースバックする際のポイントについてご紹介します。
マンションでもリースバックは可能
リースバックができる物件は、戸建て住宅に限られたことではありません。マンションであってもリースバックを行うことは可能です。ただし、戸建てとマンションとでは事情が異なる部分もあり、あらかじめ把握しておく必要はあるでしょう。

業者によってリースバックは対応可能
リースバックを取り扱っている不動産会社等の業者は増えており、マンションのリースバックも業者によっては対応可能です。戸建て住宅のリースバックを取り扱っていたとしても、必ずしもマンションを取り扱っているとは限らないため確認が必要です。
リースバックを効率的に進めていくために、実績が豊富な業者かどうかを知っておくと便利です。こうした情報は、公式サイトからでは分かりにくいため、直接取り扱い実績を問い合わせてみましょう。
マンションのリースバックができない業者の見分け方
実際に問い合わせなどをする前に、マンションのリースバックができるかどうかを見極めるには、以下の基準を意識して情報を集めるとよいでしょう。マンションのリースバックができない業者は、以下の特徴に該当することが多いとされています。
- 事業規模が小規模である
- 新規に参入した業者である
- 土地付きの戸建てをメインに扱っている
- マンションの所在エリアでの実績がない
こうした特徴のある業者は、マンションのリースバックができない可能性が高いです。「せっかく相談したのに断られてしまって時間を無駄にした」ということがないように、マンションのリースバックを行ってくれる業者に絞って相談されることをおすすめします。
マンションをリースバックするときのコツ

マンションのリースバックは、戸建てに比べると難しい面もあるといわれています。スムーズにリースバックを進めていくために押さえておきたいコツを見ておきましょう。
マンションの立地などの要因でリースバックの条件が変わる
マンションのリースバックを得意とする業者を見つけたとしても、複数社に見積もりを依頼して条件の良いところを探すのがおすすめです。
リースバック終了後のマンションは、買い取った不動産会社が第三者へと売却します。つまり、売却しやすいマンションかどうかが、リースバックの条件に大きく影響するということです。
具体的には、都心・駅近・築浅のマンションはリースバックの条件が比較的良くなる傾向があります。近隣にスーパー等の買い物施設が多い、大規模な改修が済んで間もない、といったマンションも条件が良くなる可能性があります。
しかし、リースバックの条件は、マンションの立地以外にも、築年数や間取り、設備、管理状態などによっても異なってきます。そのため、リースバックを検討する際には、これらの要因を総合的に考慮して、最適な条件のリースバック会社を選ぶことが重要と言えます。
定期借家契約を検討する
賃貸借契約では「普通借家契約」と「定期借家契約」があります。リースバックにおいては普通借家契約よりも定期借家契約の方が家賃が安くなる傾向があります。
しかし、定期借家契約は、契約で定めた期間のみその物件に住み続けられるという契約形態のため注意が必要です。
契約期間終了後も借主の希望により更新が認められる普通借家契約に対し、定期借家契約は双方の合意がなければ更新(再契約)ができません。定期借家契約では再契約できないケースの方が多く、期限を定めず長く住み続けたい場合は避けた方が良いでしょう。
リースバック業者によっては普通借家契約でのプランを提供している場合もあるため、ご自身の希望に応じて選ぶことをおすすめします。
マンションをリースバックするときかかる4つの費用
マンションをリースバックすると、これまで負担してきた費用の負担先が変わります。具体的に、どのような費用の支払いが関係してくるのかご紹介します。

①管理費や修繕積立金
マンションの管理費や修繕積立金は、物件の所有者が支払うものです。リースバック後は、マンションの所有者がリースバック会社となるため、これらの費用は基本的にリースバック会社の負担となります。
ここで注意が必要なのは、管理費や修繕積立金を賄うために、リースバック利用者の支払う賃料に上乗せされる可能性があるということです。リースバックを検討する際は、その点についてもよく確認しておくと良いでしょう。
②マンション専用の駐車場利用料などのその他の費用
マンションの敷地内にある専用の駐車場利用料やルーフバルコニー、庭などの使用料に関しても、基本的にはリースバック会社が支払う費用となります。しかし、管理費等と同様に、賃料に上乗せされる場合もあるため注意が必要です。
③マンション管理組合が管理していない駐車場の使用料
マンションの管理組合が管理していない駐車場に関しては、リースバック利用者が支払うこととなります。
④水道・電気・ガスなどのライフラインの使用料
水道や電気、ガスの使用料は、リースバック利用者の負担となります。まれに、ライフラインの使用料をまとめて管理組合が支払った後に、各部屋の所有者へ請求されることがありますが、いずれにしても基本的にリースバック利用者が支払うこととなります。
リースバックの相談・お問い合わせは一建設へ
リースバックは年々取り扱う業者も増えていますが、実績や条件が異なるため慎重に選ぶことが大事です。一建設の「リースバックプラス+」は、将来のことを考えて2つのプランから選ぶことが可能です。他の業者には類を見ない、業界初の試みや画期的な仕組みを提供しています。
体調が不安な時に夜間・休日でも相談できるファストドクターや多彩な優待特典のほか、ご高齢者様へのコールサービス、セコム(株)の「セコム・ホームセキュリティ」など、リースバック後も、これまで以上に安心&充実してお過ごしいただけるサービスが充実しています。

リースバックについての疑問や不安、ご相談は、お気軽に一建設にお問い合わせください。
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まとめ
リースバックを取り扱う業者であっても、マンションの取り扱いができないケースがあります。マンションのリースバックを検討する際は、まず対応してもらえるかどうかの確認が必要です。リースバックしやすい物件かどうかは、立地やマンションの状況等によっても変わります。信頼できる複数の業者に見積もりを依頼して、慎重に検討していきましょう。
